商船三井とメトロウェザーが世界初の「船上風況計測装置」の開発を始動 ~ドップラー・ライダーを用いた本船上での実証実験に成功~
2022.07.28NEWS RELEASE
株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)とメトロウェザー株式会社(代表取締役社長:古本淳一、本社:京都府宇治市、以下「メトロウェザー」)は、メトロウェザーのドップラー・ライダー(註1)を商船三井保有の実証船に搭載し、船舶が遠方の風況をリアルタイムに把握しながら海上航行する実証実験(以下「本実験」)に世界で初めて成功しました。
本実験では、商船三井が風力と水素で航行する究極のゼロエミッション船「ウインドハンタープロジェクト」(註2)の実証試験で用いた小型ヨットを実証船として使用し、長崎県大村湾で、航行中の実証船周囲半径15km圏内の三次元空間のリアルタイム風況測定に成功しました。航行中の船舶のドップラー・ライダーによる風況計測は、衛星による風況予想と比較して、本船が選択した領域の風況を直接計測できるという点が特徴的です。